人間の細胞は5年で入れ替わるらしい
昔大学の教授にゼミの中で聞かれたことを覚えています。
「阪神タイガースと読売ジャイアンツの選手が全てトレードで入れ替わったら、阪神タイガースファンの皆さんはどちらを応援するんですか?」
その時の自分は、そんなこと起きる訳ないだろうと思いながら「ここ(大阪)に住んでいる限りは阪神タイガースを応援すると思います。」なんて答えた気がします。
そこから4,5年経った今、再度問いを投げかけられている。「お前が見ている本質はなんだ」「お前は何があれば心が満たされるのだ」「お前は何が好きなんだ」
クソ!!!!!!!💩
さて今回のブログはサッカーの話です。タニシです。
去年はW杯もあり、日本代表の活躍にワクワクされた方も多いのではないでしょうか。三笘選手や久保選手はそれぞれのクラブチームでも大活躍だったので、サッカー見るなら今かもしれません。サッカーは面白いぞ!!!
今回は私の応援しているチームであるイギリスはイングランド、ロンドンにありますチェルシーの話です。
1.チェルシーとは
あなたにもチェルシーあげたい
ではない。
イングランド・プレミアリーグにおいて5回の優勝記録を持つ(フットボールリーグ時代を含めると6回)。ブルーズ(Blues)の愛称で知られる。2003年にロシア人の富豪ロマン・アブラモヴィッチがオーナーに就任して以降、豊富な資金力を活かしてイングランドを代表するビッグクラブの一つとなった。
(引用:ウィキペディア)
自分が好きになったのは2010年ごろ。「点を取るミッドフィルダー」というプレースタイルがカッコ良過ぎたフランク・ランパードと当時サッカーをしていた自分の理想だったジョン・テリーがいたからだったかと思います。
↑ジョン・テリー(左)、フランク・ランパード(右)
金満クラブ故に、長年自チームで育成した選手が定着しないのが、懸念点ではありました。
しかしながら、有望な選手が続々と登場し、2020-21シーズンには、若手選手を多数携えてチャンピオンズリーグで優勝を果たしています。今後の未来も明るいのだろうと感じてました。
↑2020-21シーズンチャンピオンズリーグ優勝
2.オーナーの交代
2022年2月から始まったロシアのウクライナ侵攻を受けて、プーチン大統領の元で資産を増やしてきたアブラモビッチはイギリス政府の制裁によりチェルシーの売却を余儀なくされます。
ここでチェルシーを買い取ったのが新オーナー、トッド・ボーリーを中心とした投資家グループ。MLBのロサンゼルス・ドジャースの共同オーナーでもありますが、サッカービジネスは初めてのようでした。
↑トッド・ボーリー
新オーナーとなり、不安も多々ありましたが、20-21シーズンにチャンピオンズリーグ優勝を果たしたトゥヘル監督がいればきっと問題ないだろう。この時はそう思っていました。
3.ボーリー政権の新シーズン
ここからは怒涛です。
シーズン前!大金を叩いて補強ポイントから微妙にズレている選手を多数獲得!(トゥヘルなら使いこなせる?)
シーズン開始1ヶ月ほど!ボーリーオーナーと仲違いをしたトゥヘル監督を解任!後任は昨シーズン中堅クラブを躍進させたポッター監督!
冬の移籍市場!勝ちきれないチーム!それを見かねてか、オーナーがとんでもない金額を使い2、3年後に主力になる若手(希望的観測)を大量に獲得!
シーズン後半!大スランプ!勝てない!点が入らない!選手もロッカーに入らない(なんで?)!仕方がないのでポッター監督を解任!
火中の栗過ぎて誰も後任になりたくない!手を上げてくれたのはチームレジェンドのランパード!
ランパード政権!地獄!なんの上積みもない!これがビッグクラブのサッカーか?!最終順位は12位!
4.そして今…
失意のシーズンと終わったチェルシー。ロッカーに入りきらないほどの選手の売却とピンポイントの補強が必要なのは誰が見ても明らかでした。
7/2現在、選手数のスリム化のために他クラブへの移籍が確定又はほぼ確定となっている選手
・ハフェルツ→アーセナル🏴
・コヴァチッチ→マンチェスターシティ🏴
・カンテ→アルイテハド🇸🇦
・メンディ→アルアハリ🇸🇦
・クリバリ→アルヒラル🇸🇦
・ツィエク→アルナスル🇸🇦
・ロフタスチーク→ミラン🇮🇹
・プリシッチ→ミラン🇮🇹
・マウント→マンチェスターユナイテッド🏴
などなど…
これだけの選手がいなくなるとどうなるか
2年前のチャンピオンズリーグ優勝メンバーが3人しかいなくなる
なんで????????
人間の身体は5年ほどで全ての細胞が更新するそうです。では5年前の自分は他人でしょうか、自分の答えはノーです。なぜなら長い時間をかけて自我が受け継がれていくからです。
ではスポーツチームではどうでしょうか。
5年前と選手がほとんど入れ替わっていようが、既存の選手と時間をともにする事で新しい選手にもそのチームの哲学が受け継がれ、ファンもその間に新しい選手をチームの一員と感じていきます。
だからこそ長い間同じチームを好きでいれるのだと思うのです。
移籍する選手たちに思い入れが強いのも辛いです。
ハフェルツは20-21のチャンピオンズリーグ決勝で決勝点を決めて、チームを優勝に導いた選手。(チェルシーでは見れてませんが)特大のポテンシャルを感じてました。
カンテは、現チームで唯一、ワールドクラスと言ってもケチのつかない選手であり、その素朴なキャラクターも好きでした。
アスピリクエタは長年キャプテンとしてチームを牽引し、堅実なプレースタイルがチェルシーのフィロソフィーを思い出させました。
中でも悲しいのはマウントが移籍がほぼ確定していることです。
マウントはチェルシーのユースで育ち、クラブレジェンドのランパードに見出され、トップチームに定着した生え抜き選手です。
自分はマウントがこれからのチェルシーの顔として活躍していくと信じて止まなかったので本当に悲しいです。
↑メイソン・マウント
もちろん残った選手たちに思い入れがないわけではないです。
きっと来シーズンはここ1年内に獲得した選手がスタメンの大半を占めるのでしょう。
ボーリーが獲得した若手選手が中心となったチームが出来上がるはずです。
そうして出来たチームを手放しで応援できるのか、自分はそれが怖いのです。
自分は何を応援するのだ。
コーヒーを飲み切ったのでこの辺りで。
タラタラ書き過ぎましたかね。サッカーは面白いぞ!!
ここまで読んでくださった方がいればありがとうございます。
それでは。